NHKマイルカップ データからプリモシーンが連対する可能性を考えてみたら、意外と勝っちゃうんじゃないかと思った御伽の話
NHKマイルカップ データからプリモシーンが連対する可能性を考えてみたら、意外と勝っちゃうんじゃないかと思った御伽の話
2戦連続でG1挑戦となったプリモシーン。
なぜオークスではなくNHKマイルカップを選択したかの説明がなく、クラシックロードを進んで欲しかった気持ちもあったが、やはりG1に挑戦できることは本当に幸せなことであろうと今は感じている。
とはいえ、競馬識者の評価はそこまで高くなく、過度の期待は禁物。プリモシーン以上にイレ混んでしまっては出資者の名がすたる。
というわけでデータを落ち着いて探ってみた。
□ まず2011年以降の連対馬を見てみる(カッコ内は前走成績)
2017年
アエロリット(桜花賞 5着 )*クイーンカップ 2着 フェアリーステークス2着
リエノテソーロ (アネモネステークス 4着)
2016年
2015年
2014年
タガノブルグ (橘ステークス 1着)
2013年
インパルスヒーロー(ファルコンステークス 1着)
2012年
アルフレード (スプリングステークス 12着)*朝日杯FS 1着
2011年
グランプリボス(ニュージーランドT 3着)*朝日杯FS 1着
2015年以降、傾向が変わり牝馬の連対が目立つ。2017年に至っては牝馬のワンツー。全馬関東馬というのも見過ごせない。
今年でいうとトーセンブレスが当てはまったが回避!本当にありがとうございます。オークス頑張ってください!!!
都合の良いデータを探すとアエロリットとメジャーエンブレムはともに桜花賞出走馬。2年連続で前走桜花賞の出走馬が優勝しているのだ!そして2頭ともにマイル重賞での好走歴がある。
ということは桜花賞のプリモシーンも権利あり!?
権利ありということでいいですか!?
いいんです!!!
ゴーーーーール!!!!!
□ プリモシーン VS テトラドラクマ
またアエロリットとメジャーエンブレムに共通しているのは巷でよく言われているが、クイーンカップ連対馬であるということ。テトラドラクマが該当する。
しかーーーし!アエロリットはフェアリーステークスS 2着の戦歴があるのだ!こりデータの盲点になっていますよ!!!!
前走桜花賞出走馬(マイル重賞好走歴あり)
プリモシーン
テトラドラクマ
ドロー!
1勝1敗1分の全くの五分であるが、ここにフェアリーステークスS連対馬という条件を入れると、プリモシーンが僅差で有利!!
ヨッシャーーー!!!
もっと言うと2戦2勝であることはもとより、クイーンカップの走破タイム、アエロリット は1:33.3 メジャーエンブレムは 1:32.5 に対してテトラドラクマは 1:33.7 。
クーンカップ0.1差2着のフィニフティは桜花賞でプリモシーンからも0.5差の12着に敗れている。
□ 次に前走皐月賞一桁馬を探す
牡馬では前走皐月賞一桁馬がここ3年で2連対。これはなかなか手強そうなデータ。今年はというと、、、
いませんでした!!いませんでした!!いませんでした!!いませんでした!!!!
ウッヒョーーーーイ!!!!
みなさんダービー頑張ってください!!!!
古いデータとはいえ朝日杯FS優勝馬は相性が良さそうだ。今年はダノンプレミアムが該当!!!!ダノンプレミアム様は...
いませんでした!!いませんでした!!いませんでした!!いませんでした!!!!
ウヒョヒョーーーーーイ!!!!
ダービー頑張ってください!!!
□ 牡馬で良さそうなデータは朝日杯優勝馬以外は前走1着 or 毎日杯連対馬
マイネルホウオウ以外はこのデータが該当。マイネルホウオウは名前が不死鳥ですからね。データ度外視の馬ということにしましょう。
このデータはなかなか厄介で以下の4頭が該当。
カツジ(ニュージーランドT 1着)
タワーオブロンドン(アーリントンカップ 1着)
ギベオン(毎日杯 2着)
ミスターメロディ(ファルコンステークス 1着)
個人的に馬体はギベオンが好き。ただキャリア3戦で連対したのはアルビアーノとカレンブレックヒル2頭のみ。ちょっと厳しいんじゃないでしょ〜〜〜〜か!?
タワーオブロンドンは朝日杯3着もありルメール騎手がデビュー以来ずっと手綱を取っている。これは強敵になりそう。
とはいえ勝負師たるもの心を整えるために惨敗も覚悟して挑むべき。過去の牝馬で残念な結果に終わった馬と原因を探ってみる。
2017年
7着 ミスエルテ
マイル重賞での連対歴がない。桜花賞11着。関西馬と言うのもマイナスか。
17着 カラクレナイ
1番人気で惨敗。前走桜花賞掲示板で良さそうだが、こちらもマイル重賞での連対歴がない(マイル勝ち鞍もなし)。関西からの輸送も堪えたのだろうか。
2016年
6着 フランボヌール
マイル重賞での連対歴がない。馬体も420キロを切っていた。
15着 ペルソナリテ
400キロちょっとと小柄。マイル重賞での連対歴もない。
2015年
14着 クールホタルビ
マイル重賞での連対歴がない(マイル勝ち鞍もなし)。
2014年
5着 ホウライアキコ
桜花賞4着で良さそうだが、マイル重賞での連対歴がない(マイル勝ち鞍もなし)。
12着 ベルルミエール
ニュージ−ランドT3着からだが、やはりマイル重賞での連対歴がない(マイル勝ち鞍もなし)。
14着 アドマイヤビジン
マイル重賞での連対歴がない(マイル勝ち鞍もなし)。
2013年
18着 ローガンサファイア
マイル重賞での連対歴がない(マイル勝ち鞍もなし)。
あれ、全馬共通してマイル実績がない!?
プリモシーンは…あるぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
こう見るとフェアリーステークスの勝利はデータ的にも本当に大きい!
□ まとめ
今年は牝馬の強敵、テトラドラクマに加えて牡馬も例年以上に粒ぞろいな印象。
特にタワーオブロンドンは1番人気なのも頷ける。
まずは無事に、次に出遅れなく持てる力を発揮して、そしてできれば見せ場を作れるような、そんな良いレースを期待したい。
写真はテトラドラクマをハナ差くだした伝説の未勝利戦のパドック