リアオリヴィア デビュー戦は5着 この馬なりに頑張れなかった点のみ救い
リアオリヴィアが念願のデビュー。
不安と期待とこの馬なりに感にごった煮にされた感情を抱きながらパドックを迎える。
中山競馬場の出来るだけ大きなモニターを探すも見つからず、こじんまりとしたモニターを俺のモニターと名付け陣取ることにする。
ライバルと思われたヴァンドギャルドの好馬体の残像が残りつつ、ついにリアオリヴィアに切り替わる。
あれ????あれれれれ?????
というのがファーストインプレッション。
確かに馬体はまとまっているように見えるが、思ったよりもこぢんまりとしており、水っぽいというか筋肉も緩い印象。期待はしぼみ、不安が増す。
馬を見るときは感覚を大事にしているので、この時点で単勝がっつり勝負は諦める。
この感覚が外れていることを期待して。。。
レースは他馬に迷惑をかけつつ、ここから伸びるか!?という所で伸びず、5着。
敗因を重馬場に求めたくなるのが人情だが、それだけではないだろう。
地面を蹴った後の引き込む力に欠けるというか、表面を撫ででいるだけのような走り方に見えた。
ピアノでいうと指を丸め爪を立てて、鍵盤を叩くイメージで弾くと良い音が出るが、走り方にも通づるものがあるのかもしれない。
非力非力、と言われてきたが、こういうところに原因があるのかもしれない。
馬体がこぢんまりとしていたのはディープの初仔によるものも大きいのだろうか。
パドック予想ではブエナビスタの初仔コロナシオンに印象が近いと書いたが、改めて考えるとプリモシーンの上のキャリコの方が近いか。
気になって調べてみると、ディープインパクト産駒の初仔はサトノダイヤモンド、ダノンプラチナなどの大物もいるが、あまり見つけられず、苦戦傾向があるように感じる。
初仔はリスクと思ってはいたが、リアオリヴィアも当てはまってしまうのかもしれない。
送られてきたレース結果のコメントを見ると、この馬なりに頑張ってくれなかった模様。
続戦の方向で考えていただけているようで次走前進を期待したい。非力さがいつか解消してくれると良いのだが。。。非力さの解消にはリスク覚悟のハードワークが大事では?とも思うが、関係者の皆様を信じて応援するしかない!!
レース結果
M.デムーロ騎手「スタートは良かったですし、いい位置でレースをすることが出来ました。最後の直線で外へ出して追い出しにかかりましたが、若さを見せてハミをしっかり取らず、遊びながら走っていました。距離はこれぐらいで良いと思うし、重馬場も特に問題なかったです。いい脚を使ってくれそうな雰囲気があったので、レースを経験していけば集中してしっかり走ってくれるようになるでしょう」
担当助手「仕上げていくにつれて飼い葉を残すようになっていましたが、先週の追い切り後から少し減ったぐらいの馬体重で出走することが出来ましたし、輸送も問題ありませんでした。装鞍所では他の馬がバタバタ暴れていたのに対し、リアオリヴィアは全くそれに動じることなく落ち着いていました。いい根性の持ち主ですが、レースではまだ訳が分からなかったのか、勝負どころでしっかりハミを取ってくれなかったようです。調教でもそのようなところを見せていたので、次走は舌を縛って遊ばないように工夫してみようと思います。最後まで全力で走っていないこともありますし、おそらくダメージの少ないレースだったと思うので、レース後の状態が変わりなければ経験を積むために続戦させる方向で考えています。トレセンに戻って状態をしっかり確認したうえで検討したいと思います」
それにしても小生、なぜピアノに例えてしまったのか。。。なんかキモい。