新潟遠征、というかトータルクラリティが最高だったのでログにしておこう。
■ レース前
持ち時計が少し心配だったけれど、デビュー戦は良馬場に変わったばかりだった、つまり稍良だったことを、
アホヅラでコシヒカリビールを飲みながら、ヤキソバを食べていたら、思い出した。
いけるやん!
あと6R。マイエレメントが抜け出てくる時は鳥肌がたった。
つっよ!
■ パドック
初めて見たトータルクラリティはとても良い馬だった。
踏み込みが鋭い上に、股関節を中心にグイッと馬体を前に出すような歩様で推進力があるように見えた。
トモの筋肉もなかなかで、中臀筋の発達も素晴らしく、トップスピードの速さも頷ける。
関節、筋肉ともに緩さを感じなかったのも特筆すべきポイント。
知らんけど。。
出資して良かった!と心から思えるパドックだった。
■ レース
レースはもう言う事なし。まずスタート。ここに不安がないのはとてもありがたい。
3-4番手も無理なく取って、最後の直線・・・
トータルクラリティが手応えよく抜け出しを図ってあと200・・・
まるでプリモシーンの関屋記念のように内にモタれたところで・・・・
手応え抜群のコートアリシアンが急襲!!!!!!!ざっけんな!!!!!!!!
敗戦を覚悟したその時・・・・なんと、内から差し替えす!!!!!!!!!
小生、気づいたら体中の血管が切れそうになるくらい、血流がドバドバと体内を駆け巡る感覚に陥いる。
「北村ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!北村ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」
と、とても応援とは思えない咆吼を上げながら、目の前の鉄柵をバンバン叩いていた。
「ぐぉぉぉぉぉぉああああああああああああ!!!!!!!!」と叫びながら総合インフォメーション前を目指す。
■ 口取り
気づいたら空はさらに分厚い雲で覆われて、今にも嵐が来そうな空模様に・・・
そんな中テンションの高いトータルクラリティが登場。
脚元の無事を祈っていたけれど、多分大丈夫なんだろう。
ほっとするやいなや、小生の手に激痛が・・・
見てみると右手親指の付け根が赤黒く内出血をしており、少し腫れているではないか。
一体なぜ・・・
そうか・・・鉄柵を叩いていたせいだ・・・もうダメだ・・・ギャンブルで利き手を怪我をするなんて・・・・これは紛れもないクズの所業だ・・・・
出資者の方も多数いらっしゃったので、乾杯くらいないかと薄く期待したものの、人見知りの小生そこは言い出せず・・・
Xでよく見る、手とビールが映った写真童貞を捨てられなかった。
ひとりビール片手の写真を撮ろう・・・としたけど、写真はやめた。なんとなく。
12Rのパドックに向かうさなか、一層暗くなった空を見上げる。
小生はビールを一気に流し込み、静かに新潟競馬場を後にした。