レッドベルアームが、目先を変えた障害練習中の不運な事故により、静かに引退した。
思い入れの強かった馬でもあったし、回顧記事を書いておこう。
東サラ入会のきっかけとなった馬で、出資決定時には小躍りしまくった馬。
この馬への出資金を捻出するために、身の回りのブランド物を、メルカリで売りまくったことは懐かしい思い出。
鼻くそをほじりながら貯金を崩すよりも、そうやって多少の「苦行」を伴った方が、馬も応えて走りそうじゃないですか!!
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募集時の小生評価と占い評価
29 レッドファンタジアの19 牡 461kg
・占い 3注 2〜4歳まで活躍が見込める。馬の運気は最高なので調教師の運気と噛み合えばさらなる活躍も・・・。そういう意味で注。
・馬体 5
静止画以上に動画が特に素晴らしい。動きもしなやかで伸びのある歩様。これはメチャクチャいいと思う。どれくらいまで大きくなるのだろうか。そこだけは気がかり。
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今見ても惚れ惚れする馬体であり、何度でも出資したくなる馬。
当時はこの馬が、小生を牡馬クラシックに連れて行ってくれると信じて疑っていなかった。
ちょっとだけトモが非力に感じたことと、何かのPOG本で岡田牧雄氏がこの馬を評して「馬体がきれいすぎる」と言っていたことに一抹の不安を感じていたことを除いては・・・
■ 期待通りの早期デビュー、のちのG1馬キラーアビリティを完封して出世レースで勝利!
レッドベルアームも期待以上に順調に調整されて、宝塚記念当日の新馬戦、堂々の一番人気で福永騎手を背にデビュー。
この日のメイクデビューは、期待馬が集まることで有名。のちのG1馬キラーアビリティ、シルクの期待馬ローマンネイチャー、セレクトセールの高額馬ダノンフォーナインなど、評判のディープインパクト産駒たちを薙ぎ倒しての勝利。
薙ぎ倒して、と言うのは、最後なかなかキレる脚を使わず、少しズブいか??と思った故の表現。
それ以外は完璧な勝利だった。
藤原調教師、福永騎手のコンビは2年連続ダービー制覇中。
福永騎手がデビュー前もデビュー後も絶賛、ダービー確定演出をしてくれていたのだから、これで盛り上がらない一口うまぬ〜し〜は存在しないでしょう!!!!!!
※ 脳汁マックスの福永騎手による確定演出はこちら!
◇ レース前のキリン柄の演出
報知の記事からの引用
そして、次の時間帯に騎乗したのがレッドベルアーム(牡、父ハーツクライ、母レッドファンタジア)です。こちらはしっかりと負荷をかけたようなんですが、福永Jの感触が本当によかった。「やっぱり動く。能力を感じますね。こっちの方が距離はもちそう」と兄のレッドベルジュール、レッドベルオーブと比較したうえで、「ダービー出れるわ」と笑顔。今日の動きにかなりの手応えを深めたようです。しかし、このお母さんは本当に次々といい馬を出してきます。「乗りやすいし、スケールを感じますね」とのこと。まだ、デビュー戦は正式に決まっていませんが、どこで使うにしても、注目の一頭となりそうです。
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◇ レース後のレインボー演出
確かフジテレビかなんかの競馬番組で福永騎手のインタビューで、今年の期待馬でレッドベルアームをあげていた記憶がある。「馬場におろす時に、いい馬は感じるものがあるけれど、レッドベルアームはダービー馬と同じゾクッとしたものを感じた。」的なことをおっしゃっていたような!
こんなんクラシック出走、確定演出以外の何者でもないですわ!
■ 一口馬主交差点:忘れもしない東スポ杯 気持ち悪くてゲロが出そう
シルクの抽優で外れたイクイノックスと相まみえることになった東スポ杯。言わずと知れたクラシックの登竜門たるレース。
あちらさんは一番人気、小生の夢は二番人気。
イクイノックスだけには、どんな手を使っても負けてほしくない、という惨めな願いも虚しく、完敗。もう二度と勝つことはないだろうという、圧倒的な完敗だった。
ただただ、イクイノックスの規格外の強さだけが印象に残ったレースである。
そんな馬の出資をクジで逃したことに、東京競馬場の夕焼けの中、ゲロが出そうになったことも記憶している。
その後の酒のまずいことよ。
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■ 重賞3着は立派!!!!なんだけど底も見せてしまった感も・・・
次戦は年明けのシンザン記念。こちらも勝ち馬は出世が期待できるレース。
結果は・・・3着!!!立派は立派。なんだけど・・・終いのズブさは相変わらず。
クラシック云々ではなさそうな現実を突きつけられるレースになってしまった。
レインボー柄からハズレんのかよ!!!!!!!
■ 決定的コントラスト:2022年10月30日 聖籠特別(1勝クラス)3着 新潟の寒気と、神レースを屈辱にまみれた気持ちで見て震える
その後も決め手のなさから1勝クラスで足踏みを続けるレッドベルアーム。
この日は天皇賞秋の裏で新潟にレッドベルアームとマンドローネが出るというものだから、孤独に新潟へ。
結果はレッドベルアームは相変わらずのレースで3着。マンドローネは湿った馬場も応えたのか6着。
新潟のヴィジョンには、パンサラッサを捉えたイクイノックスの勇姿が・・・。
イクイノックスに出資出来ていれば、新潟には100%来ていたなかっただろう。
シルクの無慈悲な抽選のせいで、こんな惨めな思いと無駄な時間と金を使うことになってしまった。そんな残酷な運命を呪い、本当に最悪な気分になった。
新潟の寒気が骨身に染みるよ。
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■ ほぼコピペのようなレースを繰り返し、気づけば28戦。
半年後にようやく1勝クラスを勝ち上がったものの、「このままでは頭打ち」と見た藤原先生は即ダートへ。ダートの怪物を期待したものの、そんな甘い話はあるわけもなく、ほぼコピペのようなレースを繰り返し、結局2年以上も2勝クラスで足踏みを続ける。
そして障害へ・・・改めて背中を褒められたり、新しいレース生活に微かな光が差したか・・・という、タイミングでの不幸な事故による引退。
■ そしてレッドベルアームは忘れられない出資馬になった
思えば出資から、東スポ杯までの1年3ヶ月が希望に満ち溢れた時期だった。
出資が叶ったことに本当に感謝したし、その惚れ惚れする馬体に未来を見ていたのだ。
その後、東スポ杯を分岐点とした、イクイノックスとの強烈な明暗。
極め付けは、2022年10月30日、新潟競馬場で見た新潟競馬場で見た聖籠特別と天皇賞秋の、あまりにも残酷な落差。
競馬の厳しさ、一口馬主の容赦ない仕打ちに打ちひしがれた、この痛みは一生忘れないだろう。
一方で、ここまで夢を見させてくれた上に、2勝してくれたこと、重賞でも3着に入ってくれたこと、さらに馬の見方について考えさせられたことなど、出資して悔いなしということは間違いない。
レッドベルアーム、ずっと忘れない出資馬なのは間違いない。
せっかく取り留めた命、長生きして欲しい。