持っている馬と持っていない馬 パロネラは...?
サッカーの本田選手が仰った、持っている、という言葉。
ギャンブルには流れがあるというのが持論だが、持っている、という言葉でしか表現出来ないような現象も時に目の当たりにする。
頻繁に見るのは麻雀。経済界で成功した方と打たせていただくと、持って生まれた残酷なまでの運量差を感じることがある。
さっきまで明らかに流れが悪く、とぶ寸前だったじゃないすか!!というところからの無慈悲な裏ドラゴッソリ手を何度か喰らったこともある。しかも速い手で。
一口馬主においても、出資2代を経て、持っている、持っていない、という話を、特に16年産で感じる時があり、悪いことに、持っていないなぁ、と感じてしまうことが多い。
リアオリヴィア
元々は桜花賞候補とまで言われた馬。角居廐舎ということも相まって、盤石と思っていた。
入厩も春と順調と思われた。
しかし、事件があったのは既知の通り。デビュー前にミソがついてしまう。
この馬はトモの薄さや馬体がパンとしていない所からも能力的に疑問ではあるが、やはり持っていない、に分類されるだろう。
ラヴィブリランテ
春に頓挫。その後はケアされながら順調な進むものの、デビューが2週続けて伸び新馬戦でデビューできず。さらにルメール騎手確保と思いきや騎乗停止。
未勝利戦でのデビューは3着と奮闘するも、やはり持っていない。
そして、極め付けはパロネラ
デビューが1週延びたのは予想通りだが、ザダルとデビュー戦が被ることに。
このザダルだが、本来12月16日にデビューしていたはずの馬。阪神への輸送中のトラブルでパロネラと同レースでのデビューとなり、結果は完敗。
予定通りデビューしてくれていたら、パロネラは新馬勝ちをしていたかもしれない。
そうするとひょっとしたらトライアルから桜花賞を目指せていたかも?と思うと、噛み合わなかったなぁ、と思わざるを得ない。
このパロネラ、今週未勝利戦に挑む予定も、除外の可能性があるとのこと。ここに来て除外の可能性って。。
調教が良いにも関わらず、ここで足止めをくってしまうのは非常に痛い。
一方で持っているなぁ、と思う馬もいる。それはパラダイスリーフ
相手に恵まれた新馬戦で見事に勝利!おかげで焦らずに成長を待ちながら次のステージを目指すことができる。
現時点での能力はパロネラの方が上と小生は見ている。それなのに、かたや新馬勝ちで、かたや未勝利。能力と現状が一致しないことを痛切に感じる。
思えば15年産はプリモシーンはトーセンカンタービレに屈するも、ギリギリの続戦が功を奏し、難敵テトラドラクマをハナ差退け早々に未勝利を脱出し、フェアリーステークスに挑むことが出来た。
ダイアトニックは新馬戦でハナ差でのちの重賞馬カンタービレに勝った。いずれも大きなハナ差であった。
勝負、そして最短距離での出世の軌道に乗れるかは本当に紙一重。
ただその後プリモシーンは戸崎騎手とともに春のG1は不完全燃焼なレースとなり、ダイアトニックは夏から秋にかけて停滞。
話しは変わって、小生は持っているのか?でいうと、思えばここまでの人生、持っていないわけではないが、凄く持っているわけではないと自己分析している。
オリコンでいうと10位くらいの中ヒットを何年かに一度出す感じ。
一口馬主においても、そんな人生と同じような歩みを着々と進んでいるような気がしてならない。
いつか、G1を勝てるといいなぁ。。。
その前に!!!
パロネラ、なんとか、今週末に出走出来ますように!!