清純派 一口馬主ライフ!

一口馬主雑感をお届けする競馬ブログ。シルクホースクラブとノルマンディーに入会し、さらに東サラとキャロットにも入会。一口馬主中心の競馬生活を過ごしています https://twitter.com/paddock_keiba

2025年11月1日 惨めさに苛まれ敗走した、哀れな一口馬主出資者の無言の帰宅

2025年11月1日。小生の抽優馬、アラクランが2走目に出走。

 

田村先生の初戦後の「ルメールはダートだと言っているが、決めつけたくはねぇ!!!」という力強いコメントから、次走も芝だと思っていたけれど、蓋を開けてみればダート。

 

先生の思った通りに使えないと捉えるべきか、それとも一貫性がないと捉えるべきか、
幾ばくかのやるせなさを感じつつ、口取りに申し込み、当選。

 

初戦の負け方から、芝、ダートいずれにせよ勝てるとは思っていないし、なんなら東京1Rで朝が早い。
金曜日は深い時間まで飲んでいたし、ゆっくりと起きて、ドジャースの試合をまったり見ていた方がどんなにいいことか。

 

ただアラクランは、最優先で取った馬。故になんとなく見届けなければという使命感が働いた。
友人知人を誘うことは躊躇われたため、ひとり電車に揺られて東京競馬場を目指す。

 

何故休日を犠牲にして、勝ち目の少ない馬の応援のため、競馬場に向かわなければならないのか。
間違いなく言えることは、口取りを落としてくれれば競馬場に行かなかったことは間違いない。
こんな時だけ口取りを当ててくるシルクにも腹が立ったし、休日を犠牲にしてと思いながら、これといった予定もない小生の人生もとてもフラジャイルなものに感じる。

 

府中本町駅からの長い通路、フジビューウォークも、小生の憂鬱な気分に鞭を打つ。

 

目に飛び込んでくるのは、名馬達、そして明日の天皇賞出走馬の馬たち。競馬ファンなら胸躍る装飾なのかもしれないけれど、小生から見たら全く関係のない馬達。いや出資を申し込んで断られた馬や、出資を検討できなかった馬達。
どこかの田舎町の子供たちが描いた意味不明な壁画や標語でも見せられた方がマシである。

 

せっかく電車にしたのだからと、到着するやいなやビールを購入。
昨夜の深酒のせいだろう。全く美味しくはない。
2階のパドックの先頭に陣取ると、ちょうど1Rに出走する馬たちが登場。

 

ラクランはというと・・・やはり小生好みではある。
馬体はしっかりとしながらも、歩様は滑らかで背中も使えている印象。パドックでも目立つ。
緩さは感じるけれど、中臀筋周りもしっかりと見えて、見れば見るほど初戦の惨敗が信じられない。難癖をつけるなら、一見全身を使えているけれど、推進力がやや上にも逃げているようにも見える。
いや、でも相対的にも絶対的にもやはり良い馬に見えてしまう。
逆にこれで全然ダメなら・・・単純に脚が遅いだけでは?とすら思う。

 

一方で、このレースを圧勝することになるアルカディアカフェは完成度が高い印象。
動きはやや硬さも感じるけれど、筋肉は引き締まっており、無駄肉が少なく感じる。
筋肉の完成度の速さを1歳募集時に見分けられれば良いのだけれど、小生の実力ではなかなか難易度が高い。

 

わずかに残った希望を信じ、アラクランから馬連、ワイド全流しの馬券を購入してスマートシートに腰を降ろす。一応口取りを考慮した、西側端の席だ。

1日の始まりを告げるような、希望に満ち溢れた映像終わると、よく聞いたファンファーレが響く。

 

さぁ、レースの始まりだ!

 

北村騎手がスタートから気合をつけるべくガシガシ押してくれたおかげで、初戦とは打って変わり、好位で進める。
ズブいけれどスタミナお化けであってくれ・・・と神に祈りながら直線を迎える。

結果は・・・願いも虚しく、ジリジリと順位を下げて、人気通りの7着。
紙屑となった馬券を手に握り締め、しばし茫然とうなだれる。

 

虚しい。虚しい。虚しい。

 

ラクランに出資したことに悔いはない。しかしこの無益な時間と、あまりにも厳しい現実はどのように受け入れたら良いだろう?
デビュー前の調教タイムと夢のある強気のコメントとの落差が激しすぎて、いまだに現実を直視できずにいたのである。

加えて、この虚無感に鞭を容赦なく鞭を打つかのように、嵐のように勝ちまくるノーザン、そしてシルクの馬達。その中で、紆余曲折ありながら、最優先に選び出資の叶った馬の、あまりにも厳しすぎる現実。

その残酷でえげつないコントラストの狭間で、小生は敗北感という名の大きなスポットに落ち、身動きが取れずにいた。

 

コップに残ったビールを飲み干し、先ほど通ったばかりのフジビューウォークを、人の流れに逆らうように、ただただ空っぽの状態で黙々と歩く。

すれ違う人々の楽しそうな顔、顔、顔。あまりに対照的な姿に、自身が一層惨めな存在に感じてくる。1Rにして、競馬場のモブにすらなれなかったオッサンの引き上げる姿のなんと哀れなことか!


この日の唯一の収穫は、6Rのレシェルドランジュの出走を見届けずに、これ以上のダメージを避けるため、さっさと帰宅したことだけだ。


こんなにお金を使って、何故ここまで惨めな気持ちにならなければならないのだろう。
ここまで自己肯定感の下がるものは、果たして趣味と言えるのだろうか。

23年産出資7頭。このままだと全滅の可能性も大きい。


嗚呼、思えば小生は競馬場にて、初めて、ついに一言も発しなかった。孤独だ。


もう独りで歩けない・・・時代の風が強すぎて・・・

 

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