アンダープロットがデビュー戦を迎えた。結果は・・・むふふふ。むふふふふふふふふ!
■ これまでのアンダープロットの歩みをまとめ、さらにこの勝利の余韻に浸りたい
2019年8月に出資馬となり・・・
1月には命名できたことを知り・・・
6月にはべた褒めされてテンションが上がり・・・
そして7月の入厩後は加藤征弘調教師が丁寧に見てくれていることを更新から感じていた。
その後、一旦放牧に出された直後の7月30日。唐突に予定外の更新が届く。
天栄担当者「今朝も普段通りの調教を行っていたのですが、その後疝痛の症状が見られるようになりました。通常よりもかなり痛がる様子を見せており、獣医も『設備の整ったトレセンで詳しく診てもらった方が良い』ということなので、加藤調教師に連絡し、急遽ですが本日トレセンに移動することとなりました。今後については、向こうへ到着後に詳しく調べてもらってから、どうするか決めていくことになると思います」
最悪のことも頭をよぎった。twitterなどで調べると出資者の皆様も心配で色々と感情を揺さぶれていらっしゃるようだった。とにかくできることは一つ、ただ祈るだけ・・・。
この時は助かって欲しいの一心だったことを鮮明に記憶している。無事にレースに・・・などとは思えなかった。そして翌日の更新に心から安堵する。
加藤征弘調教師「疝痛の症状が出たと言うことで、昨日こちらへ移動しています。獣医に詳しく検査をしてもらったところ、『小腸に炎症があって腫れた跡は確認されましたが、段々と痛みは引いており、快方へ向かっている』とのことです。ボロも少し硬めですがしっかりと出せており、日中の様子にも問題はありません。もう暫くは入院馬房にて様子を見させていただき、その後も問題無ければ厩舎で軽く運動を行ってみたいと思います」
■ 紆余曲折あってのデビュー戦は強敵揃い!!!
少頭数に恵まれたが、プレミアエンブレム、タイムトゥヘブンなどの血統馬、評判馬もおり勝つまでは・・・と思っていた。
久々に生で見たパドックでもアンダープロットは悪くはないが抜けてよくは見えなかった。プレミアエンブレムとタイムトゥヘヴンには劣るかも??という評価。出資馬でなければ切っていたかもしれない。
まだ馬体がパンとしていない印象も持ち、そのおっとりとした歩様から身のこなしももう一歩に感じたのだ。一方で馬体からはある程度仕上がっている印象を受け、ここで惨敗した時の伸び代にも不安が募る。
■ レース!!!!!!!!!酢豚おじさんに肘タッチは断られる!!!!!!!!!
もう説明不要だろう。残り600手前から進出を開始し、プレミアエンブレムに並びかける。
直線最後はマッチレース。とはいえデムーロ騎手のアクションには余力があるように見え、これは負けないだろうとある種、冷静に見守っていたつもりだが、小声で「デムデムデムデムデム・・・」と連呼し、ぴょんぴょん跳びはねていたようである。
そしてゴール後はガッツポーズ!!!同行者の酢豚おじさんに肘タッチを求めるも、それは軽く拒否られる。なんでやねん。
ホースプレビューではデムーロ騎手が何度も労うように首筋を叩いてくれていた。それもまたとても嬉しい。
■ タイム的には疑問が残るも、加藤征弘先生の期待を感じてとても嬉しい。
上がりは33.6となかなかの脚を使っている。が、レースタイムは超スローペースだったこともあり1:51.7という結果に。11月1日の同条件のグレートマジシャンは1:48.6だったことを考えるとタイム的には(まだ)強気にはなれない。
しか〜〜〜〜〜し、3着以下を離し、評判の血統馬を競り落としたレースのインパクトはなかなかではないだろうか。酢豚おじさんには「1600万下くらいまでの出世は期待できそうなデビュー戦でしたね」とクールに嘯いたが、心の中では「クラシック挑戦!クラシック挑戦!!」と悲願の牡馬クラシック出走に向けて胸が高まる。
関係者の皆様、本当にありがとうございました!!
■ 翌日の加藤征弘先生のコメントに悶絶!!!!!!
何度レースを見直したかわからない。そんな興奮冷めやらぬ週末を経て、月曜に更新が届いたのだが・・・なんと・・・「クラシック路線で走らせてあげたい」というコメントをいただいている!!!!!
加藤征弘先生は入厩の時から今日まで本当に大事にしていただけているのが伝わってきて、とても嬉しい気持ちになる。勝負事なので結果はどうなるかわからないが、無事にいってくれたら何よりである!
加藤征弘調教師「おめでとうございました。調教時からかなり動きが良かったですから、楽しみにしていましたし、その期待通りの走りを見せてくれたと思います。一方で、体が緩かったり、道中は他馬の影に驚いてジャンプするところがあるなど、心身共に幼い面は残していますので、その辺りが今後の課題でしょうかね。とにかくこの馬はキレる脚が武器ですので、今日のようなスローペースでの決め手比べは良いと思いますし、東京のような広いコースが合っていそうです。騎乗したミルコ(M.デムーロ騎手)は『少頭数の新馬戦で流れが遅くなりそうでしたから、なるべく内目に入れたいと思っていました。調教時から馬の後ろでしっかり走れていましたし、道中もその形であれば冷静に走ることが出来ていましたね。ただ、影に驚いたりモタれるようなところがありましたので、精神面の幼さは残っているようです。今日は早めから動いていく形ではあったものの、最後まで良い脚を使ってくれましたから、今後が楽しみになる競馬でした』と話していました。厩舎の中でも完成度は一番と言って良いほどの馬ですから、先々はクラシック路線で走らせてあげたいですね。新馬で上がり3ハロン33.6とかなり速い脚を使いましたので、まずはトレセンで脚元中心にしっかりと馬体を確認させていただき、問題無ければ一旦牧場へお返ししたいと考えています」
そして優馬でも高評価されている模様!ありがてぇありがてぇ!!!